フランス流のクリスマスとは?過ごし方や食べ物、クリスマスマーケットについても紹介


フランスのクリスマスは何をする日?

q paris(キューパリ) 街を彩るクリスマスツリー

クリスマスはフランスではどのような位置づけのイベントで、何をする日なのでしょうか。
まずは日本との違いについて解説します。

クリスマスはキリストの誕生を祝うお祝い

"フランス語で「クリスマス」は「Noël(ノエル)」。
日本でもクリスマスによく食べれられるケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」のノエルです。
イエス・キリストが誕生したことをお祝いするキリスト教のお祭りで、 「ノエル」も「誕生の」、「誕生に関係する」という意味を持つラテン語の「natalis」の派生語です。

家族や親戚が集まって過ごす日

フランスのクリスマスは、家族や親戚が集まって過ごす、日本で言うお正月のような大切な日です。
日本ではクリスマスは恋人と、年末年始は家族や親戚と過ごすのが一般的ですが、フランスではその逆とイメージすればわかりやすいでしょう。

クリスマスには実家などに帰省してゆっくり過ごし、その後年越しは恋人や友人とにぎやかに過ごす人が多めです。

また、学生はウインターホリデーとしてクリスマス前から2週間ほど冬休みがありますが、社会人は12月25日・1月1日は休めるものの、その他の日は(有給休暇を使用しない場合)年末直前まで働いて、年始も1月2日から稼働…というパターンは普通です。

フランスのクリスマスの準備期間は何をするの?

q paris(キューパリ) カレンダーを見てクリスマスの予定を考える人の手元

クリスマス当日を迎えるまで、フランスではどのような準備をするのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。

クリスマスツリーを飾る

q paris(キューパリ) クリスマスツリーにオーナメントを飾る女性

クリスマスといえば、外せないのがクリスマスツリー。

フランスでは本物のもみの木を毎年新しく飾ることも多く、お花屋さんやスーパー、ホームセンターなどで木を購入可能。
ツリーを担いで歩いている人をちらほら見かけるのもこの時期ならでは。

冬でも鮮やかな緑色をしている点が永遠の命を象徴するため、もみの木が使われているそうです。
雑貨店やクリスマスマーケットなどで好みのオーナメントを購入し、飾り付けて楽しみます。

天使、ベル、星、羊飼いの杖、靴下など様々なモチーフがあるので、その意味を考えながら選んだり、毎年一つずつお気に入りを買い足していくのもいいですね。

クリスマスプレゼントの準備をする

q paris(キューパリ) クリスマスツリーにオーナメントを飾る女性

フランスのクリスマスは、子供だけでなくその日集まる家族・親戚みんなにプレゼントを贈るのが慣習。
クリスマスセールも始まるので、デパートやブティックはプレゼントを探す人々で混み合います。
大きな買い物袋を持った人を多く見かけるのもこの時期ならではです。

アドベントカレンダーを楽しむ

クリスマス当日まで、毎日一つ小窓を開けてカウントダウンする「アドベントカレンダー」。
最近では少しずつ日本でも認知度が高まってきています。

小窓の中には小さなギフトが隠されており、毎日プチサプライズを楽しむことができます。
10~11月ごろから少しずつ様々なアドベントカレンダーが発売され始めますが、たくさんありすぎて目移りしてしまうほど。

チョコレートなどのお菓子、コスメ、紅茶…お気に入りを見つけて、クリスマスまでのワクワクを高めていきましょう。

イルミネーションやデコレーションを楽しむ

歩いているだけでワクワクするようなイルミネーションやデコレーションで輝く街並みもこの時期ならでは。

フランスでは一般的に11月ごろから少しずつ街が早中に彩られはじめ、1月中旬ごろまで続きます。

この時期にパリにいるのであれば、シャンゼリゼ通りのイルミネーションや有名デパート・ブティックのショーウィンドウは必見。

さらに、パリの有名デパート「ギャラリー・ラファイエット」のクリスマスツリーは圧巻で、毎年違うテーマで彩られ圧倒的な美しさを誇ります。

クリスマスイルミネーション、クリスマスマーケットを楽しむ

クリスマスシーズンのおすすめスポットと言えば、クリスマスマーケット(フランス語では「マルシェ・ド・ノエル」)。

日本のお祭りのようにたくさんの出店がならび、可愛らしいクリスマス雑貨やオーナメント、クレープ・ワッフル・ラクレット・地域の名物やお菓子、ホットワインやショコラショー(ホットチョコレート)などが楽しめます。

「クリスマスの首都」とも呼ばれるストラスブールのマーケットが有名ですが、マーケットは各地で開催され、パリではチュイルリー公園やラ・デファンスのマーケットなどにたくさんの人が集まります。

フランスのクリスマスイブ~当日

q paris(キューパリ) クリスマスディナーの準備をしているテーブル

クリスマスディナーを味わう

伝統的なクリスマスディナーメニューは牡蠣やオマール海老、エスカルゴにフォアグラ、七面鳥の丸焼きもしくはチキンに栗のソテーを添えたものなど。
ディナータイムはアペリティフ(前菜)からゆっくり始まって、最後のデザートまで行きつく頃にはすっかり夜中になっている…というほど長く続きます。

q paris(キューパリ) クリスマスディナーを楽しむ人々

クリスマスケーキを味わう

フランスのクリスマスケーキと言えば、「ブッシュ・ド・ノエル」。

日本でも認知度が高くなりつつある細長いケーキですが、これはフランス語で「クリスマスの薪」を意味し、薪がモチーフ。

中世に12月24日から1月1日まで連続で燃え続ける大きな薪を暖炉にくべて暖を取ったという習慣から来ていると言われています。

現代では各パティスリーからセンスの光るブッシュ・ド・ノエルが発売され、中にはムースケーキやアイスケーキなどの変わり種も。
どれにしようか選ぶ時間も楽しめます。

q paris(キューパリ) テーブルに置かれたブッシュ・ド・ノエル

クリスマスプレゼントを開ける

それぞれが全員に用意したクリスマスプレゼントは、25日に開封するのが一般的。
クリスマスツリーの下に家族全員の靴やスリッパを置き、次に受け取る人の靴やスリッパの隣にプレゼントを置いて、どのプレゼントが誰に宛てたものなのか分かるようにしておきます。
子どもがいる家庭では、子どもが24日に眠った後にプレゼントを置いておき、翌朝25日にプレゼントを開けます。
家族の喜ぶ顔を見ながらプレゼントを開封しあうひとときは、心温まるクリスマスのハイライトとも言えますね。

q paris(キューパリ) クリスマスプレゼントを開ける女性

教会のミサ&コンサートに参加する

楽しいイベントの色合いが強くなりつつあるクリスマスですが、本来はキリスト教の祭事。
フランス各地の教会ではクリスマスミサやコンサートなどが主に24日の夜と25日に行われます。

現代のフランスでは民族や文化も多様化し、敬虔なキリスト教徒ばかりというわけではないため、必ずしもフランス人全員が参加するというわけではありませんが、荘厳な雰囲気のなか、この1年を無事に過ごせたことに感謝するのにも絶好の機会です。

フランスのクリスマスの翌日~年末年始

クリスマスを家族で過ごした後は、大晦日がやってきます。
大晦日~新年にかけてはどのようなお祝いをするのでしょうか。
順番に紹介していきます。

大晦日|ホームパーティやイベントに参加する

大晦日は「Réveillon du Nouvel An」と呼ばれており、フランス人にとって大切なイベントのひとつ。

一般的には自宅に友人を招いてホームパーティーを開き、クリスマス同様アペリティフからデザートまでの豪華なコース料理を楽しみます。
若者の場合は街に繰り出してカウントダウンイベントに参加したり、踊り明かしたりすることも。

パリのシャンゼリゼ通りで行われるカウントダウンは毎年多くの人でにぎわいます。

深夜0時には、「Bonne Année(ハッピー・ニュー・イヤー)」とお互い新年を祝い、キスし合います。
新年に切り替わると、花火が打ち上げられたり、車のクラクションがあちこちから聞こえてきたりもしますが、大人世代のフランス人は眠くなったらパーティをお開きにし眠りにつきます。

元日は家族や友人に電話をかけるなどし新年の挨拶を行いますが、これは日本とあまり変わりませんね。

1月6日|エピファニー(公現祭)を祝う

年明けの1月6日はエピファニー(Epiphanie 公現祭 =jour des Rois)という名のお祝いの日。

イエスが誕生した日に見えた明るい星を追って来た東方の三博士がベツレヘムに到着した日であり、三博士の目の前に、キリストが出現した日です。
この日にフランス人が一番楽しみにしているのが「ガレット・デ・ロワ」。

最近では日本のパティスリーでもよく見かけるようになってきましたが、アーモンドで作ったペーストをパイ生地で包んだお菓子です。

中には「フェーヴ」と呼ばれる小さな人形が隠されており、皆で切り分けて食べる際、フェーヴが当たった人は、紙でできた王冠をかぶり、その日の王様・女王様になれます。

「ブッシュ・ド・ノエル」同様各パティスリーからオリジナリティあふれるさまざまなガレット・デ・ロワが発売されているので、お気に入りを見つけるのも楽しいですね。

q paris(キューパリ) テーブルに置かれたガレット・デ・ロワ

フランス流のクリスマスについて知り、自分らしいクリスマスを過ごして

日本とは異なる習慣も多々あるフランス流のクリスマス。
とはいえハードルの低いものも多いので、気になる習慣があれば今年から取り入れてみてもいいかもしれません。

また、クリスマスに恋人だけではなく家族や友人など大切な人に感謝を伝えるのはとても素敵なアイディア。
固く考えず、自分らしい幸せなクリスマスを過ごしてくださいね。

q parisのアイテムはクリスマスギフトにぴったり

q paris(キューパリ)は、2021年7月パリのアトリエで立ち上げたジュエリーブランドで、現在はイヤーカフを専門に取り扱っています。

「パリの彩りを日本へ」をテーマに、パリの文化・歴史・芸術にインスピレーションを受けて現地のアトリエでデザイン。

ストレスフリーにつけられるよう、仕上げは日本人の耳を良く知る日本の職人が手仕事で行っています。

qparis(キューパリ)イヤーカフ ジゼル

痛くならない・軽い・落ちにくいと多くの口コミも多数。

純白の羽を敷き詰め、ギフトボックスに入れてお届けするのでクリスマスギフトにもぴったりです。
ぜひチェックしてみてくださいね。

q paris(キューパリ) クリスマス プレゼント ギフトに
qparis(キューパリ)の<strong>イヤーカフ</strong>「アンジュ」








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